インフルエンザ

副住職です!

先週のお話。

起床。異常に身体が怠い。熱っぽい。おかしい。熱を計る。ピピピピ。38.2分。あれ、高い。病院に連絡。怠さを我慢し病院に直行。診察前に到着。再度熱を計る。ピピピピ。38.7分。あれ、上がってる。診察室から隔離された場所へ。鼻腔に綿棒投入。約10分後・・・。

インフルエンザA型判定。

いつ以来でしょうか・・・。
小学生以来だったかな。
久々にインフルエンザにかかってしまいました。
とにかく辛い怠い。自宅に帰って布団で寝てても辛い。トイレに行っても辛い。もう一日目は熱にうなされておりました。

親鸞聖人59歳の時。風邪による熱にうなされておりました。熱から覚めた親鸞聖人は熱にうなされている間、大無量寿経の文字がハッキリと見えた。と妻である恵信尼様に打ち明けられました。
なぜこの様な夢を見たのか?思い起こしてみると、過去に越後から関東に入られた時、日本で天変地異や飢饉によって苦しみ悲しんでいる民衆の為に何とかしたい、救ってあげたいという思いから三部経の千部読誦を実践されました。
しかし、自分の力で民衆をどうにかできるのか?しかもお経や念仏を自分の都合で称えるとは何事かと己を恥じられたのでした。そして三部経を読み上げるのを止めたのでした。
三部経千部読誦は過去の出来事だが、今でもその事が思い出されるほど自分の執着心や傲慢な心はなかなか消える事は無いと深く反省されたのでした。

三部経とは「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」を指します。浄土真宗ではこの三つの経典を所依の経典としています。

先週、熱にうなされていた私。熱から覚めて妻に言った一言・・・。

「お腹がすいた・・・」
 
親鸞聖人はやっぱり凄いお方だなと、改めて思わされた今日この頃でした。(誰と比較しとんねん!!)